Oracle SOA Suite 〜 変化に強いシステムを構築します 〜
   
■SOAの概念

 SOA(Service Oriented Architecture)とは、ERPやCRMなどの具体的製品あるいは具体的な手法を表す言葉ではありません。あくまで概念の総称です。また、Serviceという言葉は一般に「何かを提供してもらえる」と理解され、何らかの具体的な効用が連想されますが、ここでいうServiceとは、アプリケーションであったり、その中の1つの機能であったりします。つまり、サービスの大きさ(これを粒度といいます)は決められているものではありません。これらがSOAを分かり辛くしていると同時に、分かり合えているように話し合いながらも、想定している粒度により話が大きくずれていることがあります。

 では、SOA の概念とは何でしょうか。

 究極は、ビジュアルな図を描くだけでシステム連携が可能となり、その図を描き換えるだけで業務処理の変更に対応できるとされています。

 SOAは1996年に発表された米国ガートナー社のリポートに初めてその言葉が登場したのですが、技術的にはその緒に就いたばかりで、まだまだ、これからと言った面が強く、2005年あたりから主要ベンダーの製品群にその基盤となる実装が加わり始めたのが現状です。

 下の図は、左側にこれまでの開発を、右側にSOAによってもたらされる世界を描いた図です。SOAは最終的にここを目指しています。

SOAによってもたらされる世界

■SOAへの挑戦

 いくつか存在するSOA環境において、弊社が取り組んだのはOracle SOA Suiteです。
その理由は、Oracle SOA Suiteに含まれるBPEL(Business Process Execution Language)の導入実績です。BPELはServiceをコントロールするワークフローツールとして着目されがちですが、他システムとの連係を簡単に行える仕組みでもあります。

 当社のお客さまの多くは、異なる複数のレガシーシステムとオープンシステムを構築・運用されており、これらのシステムとのデータ連携を強く望んでおられました。BPELはこのような要望を簡単に実現してくれる機能を持っています。またOracle社のBPELは100%ネイティブなBPEL規約に準拠しており、この点も採用に至らしめる大きな要因となっています。

 Oracle SOA Suiteを導入してみて、データの受け渡しを定義するだけで、レガシーシステムとの連携が可能となり、個別カスタマイズの工数が大きく削減できました。また、BPELの持つポーリング機能により、他システムからほぼリアルタイムにデータ連携を行うことも可能となり非常に満足しています。


■開発事例 (交通費・小口経費精算システム)

 本システムは、日常業務で発生する交通費や小口経費を Web 上で起票し電子申請するワークフローシステムです。

 一般に、交通費や小口経費の精算は、社員から申請された内容を上長が承認し、経理担当がそのデータを処理することで社員、または、支払先にお金が支払われます。この間にいくつかの手続きとその煩わしさが存在しますが、本システムでは、社員の起票から申請、上長の承認を経て、経理担当にデータが至るまでを電子化し経費精算業務の効率アップを図っています。

【 交通費・小口経費精算システム 】
交通費・小口経費精算システム
■稼動環境
  Application Server CPU Xeon 1.6GHz
    Memory 4GB 以上
    HD 容量 100GB 以上
    OS Redhat Enterprise Linux AS V4
    Oracle Oracle Application Server 10g + SOA Suite
       
  Database Server CPU Xeon 1.6GHz
    Memory 2GB 以上
    HD 容量 100GB 以上
    OS Redhat Enterprise Linux AS V4
    Oracle Oracle Database Enterprise Edition 10g

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